シルバーリング


ちょうど、担任がちらっと空席を見て、話し出した。


「えー、海原のことですが…。

事情により、一週間後から来ます。」



教室がざわめく。


「なんでだろうね。」


愛美がつぶやいた。



「…さあ…?」


あたしも呟くように答えた。





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