シルバーリング



あれほど来ないでと言ったのに…。



「明日殴ってやる。」


あたしは伝票を置いて、笑いながら言った。



「可愛い顔して、怖いこと言うね。」


れいも笑いながら言った。



「可愛くないから。

では、ごゆっくり。」


そう言ってあたしは他の席へ行った。



「沖本さん、あちらお願いします。」


「はい。」


あたしは頼まれた席へと行った。





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