シルバーリング



ジャージを来た部活帰りらしき集団。



「ご注文はお決まりですか?」


「あれ?沖本やん。」



やっと慣れてきた関西弁。

あたしは顔を上げた。



「あ…。」


座っていたのは海原くん。


「なんや、ここでバイトしてんの?」


「うん。」



海原くんはバスケ部6人で来ていた。


「似合ってるな、なんか。」


あたしとエプロンを交互に見ながら海原くんは言った。





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