シルバーリング
あたしはバッグから携帯を取り出して、時間を見た。
「ご飯は?
てか、もう2時間くらいいるよね?」
「うん、さっきハンバーグ食べた。」
れいの母親は早くに亡くなっている。
だから今の母親とは血が繋がっていない。
「そっか。
あたしの家来る?」
共働きでほとんど一人で暮らしているようなれいはよくあたしの家に来る。
「うん、行こっかな。」
あたしたちは立ち上がって家へと向かった。
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