シルバーリング
◆文化祭◆

美女コン




「体育祭も終わりまして…、」


蒸し暑い体育館の中。


長い校長の話にあたしの前の人は居眠りをしていた。



「…ていやっ!」


小声で言いながら、あたしは愛美の頭を突いた。



「…!!」


ガバッと起き上がって、勢いよく振り向いた。



「フフッ…フフフッ……。」


必死に笑いをこらえる。





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