シルバーリング



独特な大阪弁があたしの笑いを止めた。


でもすぐにまたこみあげてきた。



「もう~、笑うなよ…。」


「…ごめん。」


海原くんは膝に手をついて顔を隠した。



その姿はまるで小さな子供みたいで…。

あたしはまた小さくばれないように笑った。




「俺、中手伝ってくる!」


起き上がって、海原くんは笑顔で中に入ってった。






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