シルバーリング



あたしには悩みがある。


それは、幼い顔。

化粧をすれば少し大人になるけど、あいにくあたしは化粧をあまりしない。

というよりしてる暇がない。


背も小さい為に、よく小学生に間違われる。



「一目惚れだね。」


「…何それっ!」


あたしはれいの言葉に笑った。



「そのまんまじゃん!

可愛い夏華に一目惚れしちゃって、もう俺どうすればいいか分かんないっ!」


れいはさっきの男子の心情だと言いながら身振り手振りで表した。

あたしはその前でお腹を抱えて大笑いした。





< 8 / 85 >

この作品をシェア

pagetop