普通の普通な恋物語
「これで入学式を終わります」
軽くお辞儀をして、1年1組から教室へ戻っていく。
その時、山原君と目が合った。少しお時儀をして、目をそらした。
私は名前の関係で席は後ろの方だった。
席は千裕と近い席で安心した。
山原君の席は結構遠かった。
入ってきたのは担任の徳川。かなりゴリラっぽい。
「今日からこのクラスを受け持つ事になりました、徳川です。私は教師になって初めて担任を受け持つので、少し緊張しています!よろしくお願いします!」
「…なんだか熱血でうざそう…」
「だねぇ…」
「教科は数学じゃなくて体育じゃなくて、こきゅごですっ!」
大事な「ご」を噛むなよ…。
「せんせぇ、こきゅごって何ですかー?」
「うちら国語なら知ってるけど、こきゅごはしりませーん(笑)」
千裕と二人でからかうと、クラス全員が笑いだして、徳川は顔を赤くして照れていた。
「てれてんじゃねーよ先生、きめえよ!」
男子がいれたツッコミに、また笑ってしまった。
「静かにしてください!まずは一人ずつ自己紹介を…」
「そんなん恥ずかしいでできーんっ!」
千裕がまたツッコミをいれて、
「草部さん!静かにしてください!」と怒られた時、うちがすかさず
「てなわけで今怒られたのが草部千裕やけー!ちなみにうちは西岡優!わかる人はわかると思うけぇど、よろしく!」って挨拶をした。
「ナイス優!自己紹介の手間が省けた!」
「イェ~イ☆」
千裕とうちはハイタッチをして、席についた。
ざわざわしていたクラスが、一人、また一人と
「河上です。よろしく!」「松山です、ヨロシクゥ☆」と勝手に自己紹介を始めた。
先生は頭を書いて「まいったなぁ…」とつぶやいていた。
軽くお辞儀をして、1年1組から教室へ戻っていく。
その時、山原君と目が合った。少しお時儀をして、目をそらした。
私は名前の関係で席は後ろの方だった。
席は千裕と近い席で安心した。
山原君の席は結構遠かった。
入ってきたのは担任の徳川。かなりゴリラっぽい。
「今日からこのクラスを受け持つ事になりました、徳川です。私は教師になって初めて担任を受け持つので、少し緊張しています!よろしくお願いします!」
「…なんだか熱血でうざそう…」
「だねぇ…」
「教科は数学じゃなくて体育じゃなくて、こきゅごですっ!」
大事な「ご」を噛むなよ…。
「せんせぇ、こきゅごって何ですかー?」
「うちら国語なら知ってるけど、こきゅごはしりませーん(笑)」
千裕と二人でからかうと、クラス全員が笑いだして、徳川は顔を赤くして照れていた。
「てれてんじゃねーよ先生、きめえよ!」
男子がいれたツッコミに、また笑ってしまった。
「静かにしてください!まずは一人ずつ自己紹介を…」
「そんなん恥ずかしいでできーんっ!」
千裕がまたツッコミをいれて、
「草部さん!静かにしてください!」と怒られた時、うちがすかさず
「てなわけで今怒られたのが草部千裕やけー!ちなみにうちは西岡優!わかる人はわかると思うけぇど、よろしく!」って挨拶をした。
「ナイス優!自己紹介の手間が省けた!」
「イェ~イ☆」
千裕とうちはハイタッチをして、席についた。
ざわざわしていたクラスが、一人、また一人と
「河上です。よろしく!」「松山です、ヨロシクゥ☆」と勝手に自己紹介を始めた。
先生は頭を書いて「まいったなぁ…」とつぶやいていた。