とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
バイトを終えて家に帰宅するとシャワーを浴び、自室に戻る前に忍の部屋こっそり進入する。
最近、コレが日課になりつつある。
音を立てないように忍の枕元まで行くと寝顔を覗く。
キャミソールの肩紐がずり落ちてちょっと色っぽいが、寝ているその表情はあどけなくスースー寝息を立てていた。
そんな無防備な忍が可愛く、時々寝言を言ってたりしてすっかりハマってしまった…
むき出しの肩にキスを落とすと肩紐を直して小さく「おやすみ」と言うと自室に戻った。
時刻は2時半…バイトに行くと毎度この時間になってしまう。
学校始まったら0時までにしないとキツいな…
そんな事を考えながら眠りについた。
睡眠時間は減ったが、稽古は欠かさなかった。
その為、師範もバイトに関して特に反対もしなかった。
忍もガクのクラブと聞いて少し安心したみたいだった。