とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~
第二章


足元から風が生まれる。




まだだ…まだこんなもんじゃない…




風は突風に変わり、更に勢いを増し続ける。




「いっ…!!」




背中に感じる痛みに俺は確信した。




渦巻く風の中ゆっくりと立ち上がると地面から足が離れるような浮遊感を感じた。






そして俺の中のもう一人の俺が暴れ出す!





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