とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
「く…黒崎先輩!
おはようございます!」
不意に後ろから声を掛けられダルそうに振り返ると、知らない女の子がいた。
「ん…おはよー」
とりあえず細目を更に細くして答えた。
「右京、知り合い?」
「いや?全くしらん」
「…」
虎太郎に半眼で睨まれた。
なんかマズかったか…?
「お前…無自覚か?」
「はぁ?なんだよ!」
「その顔で微笑むな!
相手が勘違いするだろーが!」
「顔は生まれつきだ!
つかなんなんだよ!
お前は俺の彼女か!?」
「ふん!似たようなもんだ!」
…意味がわからん…