とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
俺の胸を手でなぞる忍…
「くすぐったいんだけど…」
「…右京の筋肉ってキレイ…」
胸から腕へ…、首から頬へと忍は手を移動させた。
しっかり記憶に刻むように…
俺は忍の首に口付けて舌を這わすとビクンッと微かに跳ねた。
それが可愛くて…
「俺を感じて…もっと…」
胸を口に含むと忍の吐息が乱れた。
そのまま忍の下着の中に手を滑り込ませると小さな声が聞こえた。
「聞かせて…もっと…」
忍の体に侵入した指の動きに喘ぐ忍…
「…感じてる忍も可愛い…」
「ぁ…ん…右京…来てよ…」
「ダメ…勿体ない…」
もっと感じてる忍が見たくて俺は指を引き抜いて敏感な部分に舌を這わした。
波打つ忍の体は凄く美しく…妖艶で…俺を狂わせる…
忍が絶頂に何度か達したのを見て俺は腕を引き忍の上体を起こした。
「ごめん…いじめすぎた…」
「…体がおかしくなりそう…」
「ふふ…可愛いよ…凄く…」
俺は忍の腰を持ち上げて俺の上に乗せた。
ゆっくり繋がる体に忍は声を漏らした。
忍に締め付けられて今度は俺がおかしくなりそうだった。
「っ…ヤバい…すげー幸せ…」
ゆっくり動く忍は俺の銀髪を撫で、妖しく微笑んだ。
「…忍…その動きは…っ…ヤバい…かも」
「…右京…かわいい…」
忍はわざと俺を攻め、必死で耐える俺の額にキスをした。
「大好きよ、右京…」
そして俺をぎゅっと抱き締め確かに言ったんだ…
「…愛してる…」
俺も愛してるよ…