とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~

文化祭



文化祭当日、教室に入るとクラスメートによりかなり雰囲気のあるバーに変わっていた。


時間が経つにつれて人も増え、うちのクラスは大反響だった。


「校門でビラバラまいたからな~」


そう笑う寛二は俺にそのビラを見せた。


“挑戦者求む!”と書かれたビラには最強コンビを倒したら一日手下に出来ると書かれていた。


「待て…話が違わないか?」

「負けないだろ?」


ケロッとして言う寛二を半眼で睨んでから挑戦者を見た。

明らかに他校の不良と言われてる人種にしか見えない。


「喧嘩には負けたことがねーんだ。

お前を倒して一生手下にしてやる。」

「…“一生”って…」


まさか字が読めないほど馬鹿なのかと本気で心配になった。


溜め息を付いて俺はリンクに向かった。


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