とある堕天使のモノガタリ
~INTROITUS~
第五章
翌週、高校生活最後の夏休みに突入した。
が、俺はこうして毎日補習を受ける為また学校に行く…
「あと2日間かぁ~
かったり~なぁ…
ウリエル。交代しないか?」
『…なっなんだと!?
おっ俺様に“コーコーセー”をしろと言うのか!?
…まぁ…どうしてもと言うなら…俺様が出てやってもいいぞ?…』
いやに素直だな…もしかして…
「…学校行ってみたかったのか?」
『だっ誰がその様な事を言った!
俺様はお前に慈悲深いく助けて…』
「はいはい。わかった、わかった。
ちょっと待ってろよ?」
俺は携帯を取り出し虎太郎にウリエルが補習を受ける事を伝えた。
そしてさっさと、頼んだよ~言い残しさっさと人格を交代させた。
『困ったら“ハニエル”に聞けよ~』