もう先生しかスキになれない
「お前、どこの中学行くの??」
大塚との久しぶりの会話。
ずっとずっと避けられてたから...
でもやっぱり大塚は優しい。
気まぐれかもしれないけど、たまにこうやって話しかけてくれる。
「大塚は○○なんでしょ??」
「なんで知ってるの」
笑いながら私に聞く。
「葵衣に聞いた。」
葵衣は私の友達。
葵衣も受験をして、私とも大塚とも違う中学に行く。
そして葵衣は...情報が早い。
どこから聞いたのか分からないけど、大塚の行く中学を知っていた。
「なんで俺の行く中学を神崎が知ってんの(笑)」
神崎っていうのは葵衣の名字。