I LOVE YOU
「まもる…さん…」
「"さん"はいらないのに…」
まもるさんの顔が少し暗くなる。
「でも……やっぱり年上だし…」
ごめんね、と私は彼の頬にキスをした。予想外なことでまもるさんは放心状態だったが、すぐにいつもの顔に戻って私を見つめてきた。
「………泉…」
まもるさんの顔が近づいてお互いの唇が触れ合った。
「……寝室…行こう…」
私はまもるさんのシャツを軽く握って言った。
寝室へ入ると、まもるさんは私を押し倒した。さっきしたキスとは全然別物の深いキス。
まもるさんの舌が私の舌に絡まり、歯列をなぞられ、2人の熱で口の中が熱かった。
それと同時にまもるさんの手が私の首から胸へ下がっていき、服の中に入って体を厭らしくなぞる。
ブラジャーのホックを外した手がそのまま胸に行き、締め付けから解放された胸を欲望のままに遊ばれる。
「…ぁっ」
軽い刺激に声が漏れる。まもるさんが耳元で、泉、と囁き甘噛みした。
「まもる…まもる…」
まもるさんが下に降りていき、自分の体に違和感を覚える。しかし、すぐにそれは甘い痺れとなって最後には快感に変わっていった。
私は快感の波にのまれ、言葉にならない声を出すしかなかった。
大きな波にのまれた後も、さざ波のように私の体には快感が広がり、止まることがなかった。