I LOVE YOU
「先生、年下は嫌ですか?」
呆然としていた先生は、私の質問にハッとして、嫌じゃありませんよ、と否定しました。
「なら、私はもう我慢しません。これからは先生にどんどんアタックしていきますから!!」
私は先生から目を離しませんでした。本気だということを知ってほしかったから。
「…野上さん…」
「……先生」
「…野上さん、そんなに僕のことを思ってくれてたんですね」
ボン!!
先生に言われた瞬間、顔に熱が集まりました。
私ったら今思えばなんて恥ずかしいことを…!!
「………し、失礼します!!」
居たたまれなくなって私は準備室から飛び出しました。後ろからは先生が私を呼ぶ声がします