I LOVE YOU
翌日、学校に行くと美奈子が雑誌を手に向かってきた。
「今日の放課後さ、クラス会に着てく服買って行こう!!」
あたしちょうどバイト代入ったんだよねー、と美奈子は私の席で雑誌を捲る。私もつられて雑誌に目を通す。
「クラス会、皆来るかな?」
見ながら素朴な質問をぶつけてみる。
「来るよー、久々のクラス会だし!!絶対盛り上がるよ!!」
楽しみだねー、と2人で騒いでいたら、近くから佑介がやって来た。
「美奈子ー、クラス会ってどこでするんだっけ?」
佑介は携帯を耳に当てたまま聞いた。
「バイキングレストランなんだけど…瑞穂何だっけ?」
「え?」
急に話を振られた私は雑誌から顔を離して、目を泳がせていると、佑介と視線が合った。