【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
香織の興奮は治まることを知らない。
「昨日さ、父親の用事で六本木のホテルに行ったの。飛鳥もいたでしょ?しかも男連れだったからびっくりして、良く見たら木酪君だし!」
ちょっと待て。あのヤスを見て、香織は分かったということ?
「なんでアレが木酪君だと思ったの?」
「えー、歩き方かなー。木酪君って、月野森きららと同じ歩き方するからさあ。」
前から香織はそういう洞察力が凄い子だと思ってたけど、本当に凄いらしい。
「昨日さ、父親の用事で六本木のホテルに行ったの。飛鳥もいたでしょ?しかも男連れだったからびっくりして、良く見たら木酪君だし!」
ちょっと待て。あのヤスを見て、香織は分かったということ?
「なんでアレが木酪君だと思ったの?」
「えー、歩き方かなー。木酪君って、月野森きららと同じ歩き方するからさあ。」
前から香織はそういう洞察力が凄い子だと思ってたけど、本当に凄いらしい。