【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
「木酪君って外だとあんなに派手派手なんだねー!しかも意外とイケメンだし。で、いつから付き合い出したの?」



「え…あの、いや、私と木酪君はえーっと…。」



まさか同居してるとも言えないから、私は言い訳を探す。



もし仮に同居してる別の言い訳を見つけても、いつ、香織にヤスが月野森きららだとばれるか分からない。



だからと言って、ヤスと付き合ってることになるのは嫌だ。



香織は私の答えを待っているようで、その顔はかなりウキウキしている。



困った。どうしよう。
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