【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
「おーおー。だから止めたのに!ヤス、ホレパンツ。」



騒ぎを聞き付けた兄貴が私と木酪の間に入り、私の頭上でパンツのやり取りをする。



「兄貴、どういうこと?」



私は色んな意味を込めて尋ねる。



すると、兄貴は困ったように苦笑して、そして言った。



「俺、ヤスのコスチュームデザイン兼スタイリストしてんの。で、コイツ、今日からうちに引き取ったから。」



「は、はああああ!?」



なんだか最近色んな事実を知ってしまって頭がクラクラする。



しかも、引き取るって、意味分かんないし。
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