【完】歌姫、そんな声で鳴かないで!
しばらく唖然とし、ヤスの綺麗な背中を見てしまったが、今が騰がるチャンスな気がする。



私は出来るだけ音を立てないように立ち上がり、浴槽から出ようとした。



………がしかし。



「逃げんの?」



ヤスに先に気づかれてしまい、ヤスの身体に抱き竦められると、ザバン、と浴槽の中に戻される。



「離せ…変態!」



「今日の仕置きがまだ済んでないよ?あんな言い方したら、勘が良い奴には、アスカと月野森きららの関係がばれるかもしれないでしょ?」



必死に抵抗してみるも、ヤスの手から逃れることは出来ない。



それどころか、ヤスの右手は私の胸の膨らみへ這い上がって来た。
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