上履きを落としたシンデレラ
「ウルハが一番だっていっつもいってんじゃん...」
今回も彼氏の腕の中でケンカは終結か??!
と周囲は思った。
ドカッ!!
だが周囲の期待を見事に裏切り彼女は彼氏の腹にそれは見事な膝を打ち込んだ...
無惨にも崩れ落ちる彼氏...
それに彼女は罵声を浴びせる
「死ね!てめーは将来孤独死決定だっつーの!!」
究極の最悪な予言です。
彼にとっては残念なお知らせこの上ありません。
彼女は目に涙を溜めて走り出しました。
将来孤独死の彼は腹の痛みと戦い、彼女を追いかけました。
「ウルハ!!待てよ!!!」
待てと言われて待つのは賢い犬くらいでしょうか...
彼女は更々待つ気なんて御座いません。
昼休みにお喋りをしている人達をすり抜け走った。