上履きを落としたシンデレラ

痛い心

ウルハ

桜木学園高校2年
上條ウルハ

一応二年連続ミス桜木
さっき将来孤独死と宣告したのは1つ年上の彼氏
大崎ケンジ
彼も3年連続ミスター桜木

交際期間一年とちょっと...
浮気された数数えきれない...

私にとっては初めての彼氏でした。
だから、ずっと許してしまった...絶対帰って来たから...

でも今回は流石に参ったよ...

教室に先輩の女が来て私にこー言ったの

「ケンジと付き合ってるなら別れてくんない?アイツあんたの事大事じゃないし、私と付き合うって言ったから。」

自信満々にね...先輩が次に言った一言に私は耳を疑ったよ

「妊娠したんだよね。ケンジの子なんだ。まだケンジには言って無い。そのうち言うけど。私産むつもりでいるし。」

絶句ってこーゆーことなんですね...

何かが崩れる音がした。
目の前の世界から色が消えた。
全ての音が聞こえなかった。

しばらく、ただ立ち尽くすしか出来なくなった。

何で...
何で...
何で...

暗い何かに飲み込まれて
光が消えた瞬間が見えた。
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