華と月
「おい、はぐれるな!!
手を繋げ!早く!」
ハヤトが、そう指示出した時…


『1人…もらっていこう』

不気味な声が聞こえ、一層霧が濃くなっていた。



自分の立っている位置や、お互いの姿が、霧のせいで見えなくなっていた。

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