華と月
すると、エコーの姿がみるみる小さく分離していった。
分離していった、エコーの同じようなヤツが増えた。

「えっ!?」

その姿を見た、葵たちは驚いた。

「何を驚いている?」
「驚いている?」
「私は、エコー
お前たちの言葉を借りると、こだまだ」
「こだまだ こだまだ」
「さぁ、ウィンディーネさまのところへ行こう」
「行こう 行こう」

そう言うと、こだまたちはうふふと楽しそうに笑って、葵たちを案内した。

< 117 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop