華と月
葵たちは、ウンディーネさまと別れて静寂の森を抜けた。

そして、今葵たちはまた魔法の絨毯の上にいる。

皆は、次なる目的地を話し合っていた。

「次は、どうするの?」

先に口を開いたのは、葵。
「疲れたわ、宿に行きましょう」

葵の問いに答えたのは、アゲハ。

「でも、ゆっくりしてていいのかしら?」

次にレイラが言うが、
「疲れたぁ」と、ヒメカが口を挟む。

「私も」と、後ろで小さくセレンも言った。

「ふむ…長旅に安息は必要ってね」

ハヤトがそう言うと、レイラは一つため息をもらし「では、宿に向かいましょ」

そう言うと、魔法の絨毯はスピードを速め次の街へと向かう。
< 120 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop