華と月
翌日。

ハヤトは、目を覚ますと
柔らかい感触に気付き
見ると目の前に葵が、寝ていた。
しっかり抱きしめたまま…。
ハヤトは、昨日の出来事を思い出すと深いため息を落とす。

すると、もぞもぞと動き
葵が目を覚ました。

葵は、ハヤトと目が合うと…

「おは…」
「きゃああああー」と大きな声で叫んだ。

すると、バタバタと周りが騒がしくなり
ドアがバーンと勢いよく開かれる。
そして
パタパタと葵の周りを、心配そうにリリスが飛び

「どうしたの!?」と、アゲハはハヤトから強引に引き離す。

その様子を見たハヤトは、1人笑っていた。
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