華と月
とそこへ、柊が客室へやってきて
「楽しそうですね」と言いながら座った。

柊が戻ってきた事に、葵は安心する。

その様子に、気付いたヴィヴィアンは…

「あ、皆さん滞在中はどちらに?」とヴィヴィアンが聞くと
「それがまだ…」とハーツが答える。

「では、こちらに泊まっていっては?」のヴィヴィアンの言葉に
ユーリも「そうですわ!是非、泊まっていってくださいませ」と、同調した。

「ですが…この者たちが」と、ハーツはアゲハたちをちらりと見ながら言うと…

「構いませんわ、アゲハさんたちはここの客室をお使いになって
でも、ハーツ皇子は別室を用意させますから、そちらに」と言った。

アゲハはたち、席をたち
「ありがとうございますヴィヴィアンさまの優しい心に感謝します」とお礼を述べた。
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