華と月
王宮から、そう遠くない位置にある首都マラッカ。

そこに葵たちは、やってきていた。

周りの市場は、地震があった事などないように活気で騒がしい。

いろんな露店が並んで、客を呼んでいる。

そこで、様々な露店に並ぶ物を葵の瞳は興味を引く。

葵がいた世界でも、夏祭りに屋台などが外に並ぶが、買って貰える事はなく羨ましく思ってた。

他にやる事があるのに、葵の足は歩を緩めた。

嬉しそうにはしゃぐ葵を見た柊は、先に行ってと
アゲハたちに促す。

アゲハは、葵の様子を見ると頷きアゲハたちは、先に行く事にした。

葵は、ある露店で足を止めた。

葵が、それを手に取り眺めていると…

「お嬢さん、お嬢さんにピッタリなネックレスだよ」と露店の主人は言ってきた。

「でも…」葵は、困惑する。

「ごめんなさい」そう言って、葵はネックレスを元の市場に戻した。

そして、露店から離れた。

その様子を見ていた柊は、ネックレスを買った。

そして、葵を追いかける。 
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