華と月
一方、その頃のハーツたちは…

図書館についていた。

図書係に話を聞くと、早足で二人が来た。

「ごめんなさい…」
「遅くなってすまない」と二人が謝ると…

「いいのよ…」とアゲハは笑って言う。

アゲハの視線は、葵の首に光るネックレスを見た。

二人が息を整え終わると、皆は再度歩き出す。

「地下はあちらにあるそうだ」と、ハーツは指を差しながら歩く。

地下に行く、梯子を使って降りていく。

降りつくと、足元に小さなライトがいくつもあって、行く先を教えているようだ。

まるで、箱庭のようだと葵は微笑んだ。
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