華と月
もう、これで何回目の自己紹介になるのかしら?と思いながらも、奥へ歩を進める。

奥に進むにつれ、薄暗く狭くなっていく。

1人1人が通れるくらいの幅だ。

男性陣は、窮屈そうに歩いている。
一本道を進むと、やがて広い場所に出た。

「ふぅ…」

皆も、ため息をつき

「やっと広いところに出た~★」とヒメカが言った言葉に同調する。

ヒメカが言った言葉が、響いて聞こえる。

「ここが龍谷の入り口と繋がってるわよ」とエミリーが言うと

「なるほど、近道って訳ね」と、アゲハは微笑む。
< 206 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop