華と月
柊は、葵のおでこに口付けを落とすと
「アオイ、今日の夜
姉さんに呼ばれてるんだ
勿論、俺も一緒に。
なんか、女同士の話がしたいんだそうだ
一緒に来てくれるか?」

「ちょっと緊張するけど、断る理由ないわ」と葵は答えた。

「そうかありがとう
じゃあ、その報告に行ってくるよ」と柊は、葵から離れ立ち上がった。

柊が離れると、葵は寂しそうな顔をする。

「クスッ、そんな顔しなくても続きしてやるよ」と意地悪そうに微笑む。

「なっ…!違うわよっ…」

葵は、頬を赤らめる。

柊は、笑いながら部屋を出た。
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