華と月
葵は、まだ逃げようとするが侍女の鋭い睨みで
大人しく身体を洗われた。
「前だけは…あの自分で…」

「まぁ、いいでしょう」

あんなにぎっちりガードしてちゃ、洗えないし…
とため息をつく。

でも、この子肌が綺麗だわ
それにこの白い肌というより、象牙色に近い肌って珍しいわ
あら、いけない
お仕事、お仕事

「お髪と背中は終わりました」
「はい」

葵に、スポンジを渡すと前を洗っている。
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