華と月
夢の国~リオン~

炎の鉱山内部にて
「イフリート!」
瞬間移動をした、ノームがやってきた。

「ノーム、そなた何しにきた」

こうこうと燃える炎を身に纏った姿は、イフリートそのものを象徴している。

「何しにきたって!わかるでしょ!」

「知らぬ…」
「あのねぇ!」

「ノーム、そんな事ではイフリートを説得出来ないのではないかしら…」

二人が言い争っている時に、もう一人の精霊が瞬間移動してきた。

「ウンディーネ!」
「そなたまで…国境を越える事は禁忌のはずだが?」とイフリートはバカにしたように笑う。
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