華と月
何も変てつもない洋服を手に取り、触ってみるが
普通の洋服だった。

制服を脱ぎ、蝶の家紋の付いた洋服に着替える。

ちょっとドキドキもしたけど、どうやら普通の洋服のようだ。
制服をたたむと、膝の上に置く。

「はい、これ」

突然、アゲハが箱のようなものを葵に手渡した。

「これ、何ですか?」
「それ、大切なものなんでしょう?しまっておくといいわ」
「あっ…ありがとうございます!」

アゲハから箱をもらうと、その箱に制服をしまう。
箱を枕元の棚の中に置いた。
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