華と月
一方、アゲハとレイラはーーーーー
リビングから出て、玄関に続く廊下を走っていた。

「ねぇ、玄関に行くならこっちでいいはずよね?」

アゲハはレイラに聞いた。

「ええ…でも途中で追い付くはずなんだけど
変ですね…」

二人は、足を止め考えた。

「あの子、玄関がどこにあるかなんて知らないわよね?
まだこの屋敷のどこかにいると思うわ
探しましょ!」

アゲハはそういうと、レイラは頷く。

「レイラ、アオイがいた衣装部屋へ行って
私は、アオイの部屋に行くわ」

 
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