華と月
アルカイドの部屋を後にした、3人は蝶の屋敷に向かう。

外で、アゲハは絨毯を取り出しふわりと広げる。

「さあ、乗って」
アゲハが言うと、3人は魔法の絨毯に乗る。

ハヤトの絨毯とは違い、アゲハの絨毯はスピードも緩やかで低い位置を保ちながら飛んでいる。

時間は、いつしかお昼から夕日に変わろうとしていた。

ほのかに、オレンジ色の光が海に映り綺麗な景色が見えた。

葵は、後ろを振り返り
オレンジ色に染まる景色を見つめ、この光景を瞳に焼き付けた。
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