華と月
「アオイは、自然が好きなのか?」

ハヤトに聞かれ、葵は嬉しそうに
「はい、私好きです」

葵の笑った表情に、大人っぽさが混じっていた。

ハヤトは、その表情にドキッとした。

「そ、それで…
アオイの居たガッコウとやらに、金木犀があるんだよね?」

「はい」

「それで、アオイ
ガッコウってどんな所?」
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