風を味方に
そして県大会になった。

マナも県大会に行きそこでも私達は競った。

100Mの決勝はスタートがちょっと遅かったけど1位でゴールした。

私がゴールした時、歓声と拍手があがった。

私は標準記録を突破していた。

標準記録というのは、競技ごとに記録があってその記録を破ると、いきなり全国大会に向かうことができるのだ。

マナは3位だった。

悔しさからか泣いていた。

いつも弱さをみせないマナが泣いていたことで私は0.01秒の重さを知った。

200Mの決勝は2位だった。

1位はカナだった。

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