幼馴染は何でも一緒
次の日の朝。
いつものように
芽衣は瞳を
迎えに行った。
ピーンポーン
「おはよーう!!」
「芽衣おはよう。
瞳ねぇ~何か
おかしいのさぁー。」
芽衣は昨日の事だと
すぐにわかった。
「どうして?」
「何かねぇ、芽衣とは
学校行かないって・・・。
瞳ー!!いいから
来なさいよー!!」
ドタッ ドタッ ドタッ
今日はいつもと足音がちがう。
本当に何があったのか
知りたかった。
「お母さん、二人にさせて。」
「はいはい、ちゃんと学校
行くのよー!」
芽衣は昨日の事が気になって
ならなかった。
「瞳!昨日はどうしたの?
私何か悪いことした??」
「・・・。芽衣なんか嫌い!!」
瞳からそんな表情で
キライ何て言葉を
聞くのは初めてだった。
「どうしてそんな事言うの!?
私、何かした?」
「私がっ!!
飯田君の事好きなの!!!」
この時、この言葉で
瞳にいらついた。
「は?それだけで
そんなに怒ってんの!?
瞳って幼稚!!
・・・。でも何で
教えてくれなかったの!?」
「教えたくないよ!
何で教えなきゃいけないの?
好きになるのやめて!!」
瞳のこんな性格はわかっていた。
いつもこうだったけど
今日だけは何かが違う。
「瞳、いっつもそうだよね。
そう言う性格直してよ!!
瞳には譲れない。
譲れない!!」
それだけじゃない
私は瞳に
伝えたい事があった。
「私、飯田君と付き合ったから。
昨日告白したの。」
瞳の表情は変わった。
さっきよりも
すごく怒った表情。
「意味わかんない!!
意味わかんないから!!
芽衣とはもう絶交だから!
幼馴染でも何でもないから!!」
少しパニック状態だった瞳は
そのまま走ってどこかへ行った。