幼馴染は何でも一緒
次の日

プルルルルルルルル
「はい、篠田ですけどぉ。
 あっ!おばさん!
 どうしました??
 ・・・・」

ガンッ

私は思わず電話を落とした。
瞳が自殺未遂をした。
私は悪い事した?
と言う責任感と
瞳の辛さが伝わって来て
泣いた。泣きまくった。
その日は学校を休んだ。

ピーンポーン

「はい。
 あっ、こんばんは。
 大丈夫?瞳ぃ。
 何かあったの??」

お母さんが出た。

「瞳がカッターで腕を切って・・・
 なくならなくて・・・よかったけど・・・
 何でこんな事になったの・・・かって・・・
 芽衣ちゃんなら・・なんかわかるかなっ・・・」

おばさんはすごく泣いていた。

「大丈夫!大丈夫よ。
 瞳の
 あの明るい性格で
 いじめなんか
 ないに決まってる!!
 ・・・でもね、芽衣は
 よほどショックだったみたいで・・・
 登校拒否なの・・・」

そうだよ。
今おばさんの前に出れないよ!!
私どうすればいいのかわかんないよ!!
助けて・・・助けてよ・・・


「そっか。
 じゃあ芽衣は
 知らないよね・・・
 何か芽衣にも迷惑かけちゃって
 ごめんね。
 でも知ってる事は聞きたいな。」

迷惑なんてかけてない。
おばさん、ごめんね。
自殺においこんだのは
自分かもしれない・・・

コンコン  ガチャ

お母さんが入ってきた。
おばさんも一緒に。
やめてやめてよ!!!
芽衣は布団にくるまって
泣いていたのに。
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop