幼馴染は何でも一緒
「芽衣!?どうしたの??」

苦しい・・・苦しいんだよ。
でも言えない。

「芽衣、うちの瞳の事で
 そんなに悲しんでて
 くれたんだね。
 ありがとう。おばさんも
 泣いちゃうよ。
 でもね、芽衣。
 芽衣が瞳の事で何か知ってるなら
 教えて欲しいな。」

教えてもいいけど
芽衣は悪くない!!!
出て行け、出て行け!!

「・・・。」

「芽衣、どうして黙ってるの?
 瞳の事が何かわかるの??
 おばさんに協力してあげて。」

「・・・。」

「大丈夫!芽衣は何も知らないんだよね!
 ありがとさん。
 瞳はもう大丈夫だから
 元気に学校に登校しなよ。」

知ってる・・・
知ってるけど、それが理由なのかな。
だったら芽衣は死刑になるの?
警察につかまるの??
怖い。

次の日・・・

「行って来ます。」

「芽衣、昨日の事は
 気にしなくて
 いいからね!!!
 元気に行っといで~」

芽衣は学校へ向かう。
学校では私達が
どう思われてるのか
気になったから。

「おはよう!!」

芽衣は何もなかったかのように
クラスへ入った。
でも芽衣がクラスに入ったとたん
クラスは静まりかえった。

「ねぇ、芽衣。
 噂があるんだけど。
 芽衣が瞳を
 自殺においこんだんでしょ?」
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