幼馴染は何でも一緒
心からのごめんね

私は学校を休んだ
行けなくなった。
全部瞳のせいだ。

親も
「瞳ちゃんのせいなの!?
 瞳ちゃんのせいで
 芽衣は学校に行けなくなったの??
 何で芽衣がそんなに落ち込むの~」

って泣いていた。
そうだよ、瞳のせいで
学校に行けなくなったんだよ。
学校にいったら
人殺しって言われちゃうのかな。
殺してもいないのにね。

「死にたい・・・。」

私は自殺未遂じゃなくて
本当の自殺しちゃっていいかな。
だったら次はみんなが
私を自殺においこんだ事に
なるんだよ?
お相子だよね。

芽衣は自殺も考えていた。
何で自分がこんな事しちゃうんだろう・・・。

「これじゃあっ・・・瞳と一緒じゃん。
 ウヮァァァァァァァァァァ」

バタバタバタッ

「どうしたの!?!?」

親が部屋に来た。

「来るな・・・!!!
 来るなーーー!!」

瞳は床におちていた
クッションや本を
お母さんに投げつけた。
本が命中して
お母さんの額からは血が
出ていた。

お母さんは泣いていたのか
怒っていたのか・・・
どっちもだった。

「いい加減にしてよぉ・・・
 いい加減にしなさいよぉ・・・!!!
 あんたは何なのよぉ・・!?
 障害者なのね!
 あんたこそ出て行けぇぇぇぇ!!!」

ガチャ

あんなお母さんは初めてだった
子供にそんな言い方をする
お母さんは初めてだった・・・
私が壊れたから?
でもね辛いんだよ。
辛いんだ。

ピーンポーン

・・・お母さんは出なかった。
それから
鳴り止まないインターホンに
芽衣はいらついて恐る恐る出てみた。

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