爽やか王子と内気少女…その後は?
そのまま歩く永井君の手に引かれて歩く。
手に汗をかいてないだろうか…
胸のドキドキが手から伝わってないだろうか…
そんな事を考えても離せないのは、
このままで居たいと私が望むから。
恥ずかしながらも、チラッと永井君を見れば、
少し頬を染めて、私が居る方と逆の方向を見ていた。
お互い意識してるからか、
家に帰るまで手は離れる事無かったが、会話も無いままだった。
その時は必死で、何も考えられないけど、
後々落ち着いてから思うんだ。
ほら、こうやって永井君から行動して、
私に沢山の物をくれる。
私はいっぱいいっぱいなまま……
私は何したら良い?
どうしたら永井君にお返しできる?