誰よりも愛してくれなきゃ××



なんで届かねぇんだよ


伝わらねぇんだよ





─…言わせても、くれなかったじゃねーか









蘇る記憶は冷たくて


触れている窓も冷たくて





俺の体は震えあがった
















同時に、思考の熱も一気に覚めて、






─…つーかアイツ、いねぇんだった



数分前、インターフォンを鳴らしても何の反応もなかったことを思い出した



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