誰よりも愛してくれなきゃ××



「あっ!奏斗くん!コッチコッチ!!」



…あ?



飛行機のライトが、ビルの影に消え去るのをしばらく眺めていた俺は


ふいに聴こえてきた声の方へ視線を向けた




そこには、さっきまで俺と同じように空を仰いでいたはずの木下センパイが


大きく大きく手を振っていた









──…

─…





この時、




木下センパイと歩いてんのを心愛が見てた


とか、俺はまだ知らない




< 303 / 388 >

この作品をシェア

pagetop