誰よりも愛してくれなきゃ××



出来心だっつたじゃねぇかよ


けど、出来心でキスしたわけじゃねぇって分かってる?




「尚更、わけわかんねぇっつの」




なんなんだよ

俺に、分かるよーに説明しろよ






当たり前のようにサラリと言ってのけた宮田センパイに



俺はただただ、脳内を荒らされていく







「だいじょぶだいじょぶ〜!!俺もまーったく分かってねぇ…」

「はいはーい!ちょぉ〜っと静かにしよぉか、宏人くーん?」




俺の左横から身を乗り出しかけてきた宏人さんが、

真ん前に座る田端センパイにポテトを口に突っ込まれて、押し黙る






宮田センパイはそんな宏人さんを一瞥すると、



真っ直ぐに、俺を見た




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