改訂版・時間よ、止まれ。





「そう考えていくと、やっぱり新井が来てないのはおかしいよな。…昨日は?元気だった?」



「うん。電話したけど、普通通りだったと思う」



「俺も、おとといの様子だと元気そうだったから、風邪とかではないと思うけど……、事情があるかもしれないな」



「やっぱり、優祐に電話した方がいいかな…?」



「ああ。井上さんの声聞いたら、次の補習は来てくれるかもな。……俺も一応新井に電話してみるよ」



「…ありがとう、市川くん」






何か…市川くんのその爽やかな笑顔が、神様のように見えてきた。








市川くんって、とっても……






「とってもいい彼氏でしょ、ミツルくん♪」






ちょっと、華恵ってば!!






今、ホントにそう思ったけど…





華恵に横からノロケみたいにそう言われたら、声に出して言う気も失せたかも。。。













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