改訂版・時間よ、止まれ。

想いを無駄にしない決心


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そして私達は残りの日程を順調にこなして、ようやく帰ってきた。





そしてそのまま日曜日になり、今日はお休み。







夏らしい日差しがまぶしい昼下がり、私は華恵の家にお邪魔していた。






「俺にまでお土産?わざわざごめんね。重かったんじゃない?」






そこには華恵の彼氏の市川くんも。






市川くんはもちろん高校でもサッカー部。





今日は午前中しか練習がなかったらしい。






「ううん。大したもんじゃないけど……。はい、これは華恵の分ね」



「あっ、ありがとーーっ♪このキャラクター好きなんだよね。遊園地もいいな〜。けどうちの修旅、オーストラリアだし」



「贅沢過ぎなくらい贅沢だって!華恵は9月だっけ?期待してるよ、お土産」



「うん♪ミツルくんも9月だけど、英語コースよりも早い日程だったよね?どうせなら特進と英語コース一緒の日程だったらいいのに」



「え?何で?」



「だって、別々の場所にいる時間が長いじゃん。同じ場所に旅行行けなかったとしても、せめて同じ日程なら別々の場所の時間もその分減るでしょ?」





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